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カーラ:私は母に意識を繋いだ。「お母様?」「ええ、あなた」「ああ、女神様、ありがとうございます」「私は大丈夫よ、あなた。あいつら、小屋を燃やそうとしたの。でもコーラが本格的に燃え広がる前に消し止めてくれたわ」「お母様、私たち、厄介な問題を抱えているのです」「あら?」「はい、ケスカのことなんです。群れの家まで来ていただけますか」「ええ、いいわよ」私はリンクを閉じた。「母さんがこちらへ向かっているわ」と私はドレイクに告げると、彼は頷いた。

リリー:何が起ころうとしているのか、そんな予感がする。特に群れの家まで歩いてきて、あの氷像や灰の山を目の当たりにした後では。群れが何を、いえ、誰がこれを引き起...

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