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カーラ:

「だって、たまには家族の誰かにここへ来てほしいもの。それに、王族の方々をご招待しないのは失礼だわ。たとえいらっしゃらなくても、やはりご招待しないのは失礼にあたるでしょう。もし来なければ、相手にする人間、いえ狼の数が減るわけだしね」

「覚えてるでしょう、カーソンも私たちと一緒にいくつかの群れについて検討したがっていたわ」

「ええ、覚えてる。もしその群れがリストになければ、私たちが追加したいものの中からいくつか削除して、彼が望むものを加えればいいのよ」

「わかったわ」

サラから夕食の時間だと連絡が入った。「夕食の時間よ。この続きは明日にしましょう」

カーソン:

リリー、カレン、そして俺...

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