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ジェームズ視点

ワイアットが傍らに美しい女性を連れているのが見えたので、ジャニカを見つけて彼の方へ向かった。「やあ、ワイアット」

「ジェームズ、こちらはレキシーだ。ウルフ・レイク・パックの出身で、デルタ生まれ、そして俺のメイトだ。レキシー、こいつはジェームズ。ブルー・クレセント・パックの次期アルファだ」彼が俺たちを紹介した。俺は彼女と握手しようと手を差し出した。

「こちらはダッチ・ウッド・パックのアルファ生まれ、ジャニカ。そして、俺のメイトだ」俺が彼女を紹介する。女性同士で握手を交わした。

「初めまして、ブルー・クレセントへようこそ」ジャニカがレキシーに言った。

「ありがとう。私たち、これか...

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