章 123

「さあ、寝るぞ。もう遅い。明日は時間があるから、またしっかり体を動かせそうだな」

そう言うと彼は林隽を抱き上げ、真っ直ぐ寝室へ向かった。

林隽の脚は長すぎて、部屋を出る際にドアに当たってしまった。バタバタとして、やっと尋ねる。

「仕事しないの?」

「どうせ俺の上司は怒らないって言ってるしな」沈知辞は寝室に入る時、少し注意深く体を横にして林隽を抱え込んだ。「あるいは明日は計算でもするか」

「え?」林隽は理解できず、「どんな計算...」

「明日話そう」林隽のベッドは大きくて柔らかい。沈知辞は彼をそのままベッドに投げ入れ、驚いた表情で弾み上がる彼を見てから、笑いながら掛け布団を彼の上に投げた...

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