章 68

「お尻は少しマシになったけど、歩くとこすれる感じが変な感覚だな。昨夜確認したときは特に酷い痕はなかったけど、前回より痛かったのに、あの最後の二発ほどの後遺症はないみたいだ」

彼が外に出ると、沈知辞が袋を手渡してきた。「持って行って、道中で食べて。今食べてたら本当に遅刻するわよ」

林隽が中を覗くと、なんと手作りのサンドイッチとヨーグルトが入っていた。思わず口元が緩んで笑みがこぼれる。「昨日いろいろ買ってきたんだな」

「見たものだけよ。あと卵が冷蔵庫に残ってるだけ。あなたの家には何もないんだから。飲み物だって白湯かお酒しかないじゃない」

「お茶とコーヒーはあるよ。実は買うつもりだったんだ、...

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