章 540

老人は正義感が強く、こういう乱れた事を見過ごせるはずがなかった。しかも、そのディスクの主人公は陳小虎、自分の実の孫だ。このような汚らわしい行為に、怒りを感じないはずがなかった。

小豪がディスクを持って門口に着いた時、老人はよろめき、怒りのあまり転びそうになった。幸い椅子につかまったので倒れずに済んだが、床に倒れていたら気を失っていたかもしれない。小豪は急いで戻り、老人を抱きとめた。

「首長、どうか怒りを鎮めてください。あんな男のために体を壊してしまっては本末転倒です」小豪は恐怖で全身から汗が吹き出していた。もしこの老人が倒れでもしたら、自分の責任は重大だ。

こんな内容のディスクだと分かっ...

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