章 27

「また仕切りを閉めて、玄明は谷涵の前にしゃがみ込んだ。わざと彼に見えるように、口枷のディルドに分厚くローションを塗りつける動作をしながら、低くて落ち着いた、しかし非常に心地よい声で言った。

「覚えてる?どこが間違ったか、そこを罰すると言ったよね。自分の初めての快感の味を味わいたくないなら、偽物でもてなしてもらうのも同じこと。ほら、口を開けて──」

目を刺すような赤いディルドには分厚いローションが塗られ、照明の下でぬめりと光を反射している。何とか頭を持ち上げた谷涵はそれを見て胃の中がむかつくのを感じた……玄明がそのものを自分の口に入れると聞いて、たちまち吐き気を催し、力なく干渉き始めた。しか...

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