章 307

張大全が車で私を石材工場まで送り届けてくれた。この石材工場の規模はなかなか大きく、オフィスビルも最近改装されたばかりで、ガラス窓の五階建てになっており、とても正規な印象だった。

これを見れば、この石材工場がかなり儲けているのは明らかだ。そうでなければ、こんなに立派なオフィスビルを建てるほどのお金は使わないだろう。

張大全は私を連れて社長室へ向かった。そこには痩せ高の中年男性が彼らを待っていた。

張大全の姿を見ると、痩せ高の中年男性はとても喜び、さらに大柄でたくましい私を見ると、もっと嬉しそうな表情になった。

「葛社長、今回は本当に苦労を厭わない働き者の若者を連れてきましたよ!」張大全は席に...

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