章 523

その時、私は再び彼女の腰を掴んで腰を振り始めた。林暁蘭も趙海燕のことを考えるのをやめ、全身全霊で私との情事に没頭していった。

ある偉人は言った、天に挑むことこそ無上の喜びであると。

しかし今、林暁蘭が言いたいのは、私とベッドで戯れることこそ、真の喜びだということだ。

今はベッドの上ではないけれど、林暁蘭は並外れた快楽を得ていた。彼女はこれまでの人生が無駄だったとさえ思えるほどだった。

もし二年前に私に出会っていたらどれほど良かっただろう。そうすれば、私の大きな宝物を早くから味わい、何度も何度も絶頂へと導かれる本当の悦びを知ることができたはずだ。

二人はそのまま一時間ほど続け、その間に林暁蘭...

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