章 78

食事を終えると、宁凡と凌悠竹は沈梦と別れ、青龍組の臨時基地へと向かった。

道中、凌悠竹は再び顔にマスクを着けた。宁凡の前ではマスクをしていようがいまいが同じことだったが、それも宁凡に限ったことだった。本当の素顔を取り戻すまでは、マスクを外したくなかった。

青龍組の臨時基地は江城の中にはなく、郊外の人跡まれな場所にあった。周囲は荒涼としており、こんな場所に華夏最も神秘的な組織、崑崙府の臨時基地があるとは誰も想像できないだろう。

到着するやいなや、宁凡は内部に数十もの強大な気配を感じ取った。これらの気配はどれも弱くなく、最も弱い者でも練体境後期だった!さらには人象境後期の存在まで!

しかも...

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