章 120

しかし、これは蘇樱が心配する必要もなかった。李有金という強硬な実行者がいるため、蘇樱が少しでも情欲の兆しを見せれば、彼に抱きとめられて身動きできなくなるのだから。

結局、蘇樱もあきらめるしかなく、二日間はそんな我慢の中で過ぎていった。

最終日、二人一緒に街へ出て野菜や果物、肉類を買い出しに行った。スーパーでは時々の必要に備えて手軽なスナック類も購入した。

店に入った瞬間から、店主は蘇樱をじっと見つめていた。何だか初めて来た時と違う変化を感じさせた。

顔色も最初の白く淡いものとは違い、今は血色が良く魅惑的で、人に香りを近くで嗅ぎたいという衝動を起こさせるほどだった。

店主は見とれすぎて...

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