章 6

「秦悦は頭を拭きながらベッドの方へ歩いてきた。

林川が布団を被っているのを見て、彼女は不思議そうに尋ねた。「林川、寒い?もう一枚布団足そうか?」

寒い?

林川は今にも蒸気が出そうなくらい熱かったが、それでも首を横に振った。「大丈夫だよ」

秦悦はしゃがみ込んで、小さな棚の中から林川の薬を探し始めた。普段、林川の薬は小さな棚に保管されていたが、前回張平が林川の薬を変えた後、どこに置いたのか分からなくなっていた。

林川はベッドから降り、目の前でしゃがむ秦悦を見つめながら、ある考えが頭をよぎった。二人のこの高さなら、彼女が口を開けば、自分のものを入れることができるんじゃないだろうか?

そう思った途端、...

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