章 1217

了表を終えて、もう十一時過ぎ。腹も空いていたので、服を着て何か食べに出かけることにした。

ある食堂に着くと、すでに満員状態だった。趙天明が席があるか尋ねると、店主は二階にまだ個室が空いていると言った。

個室でも構わない、とにかく腹を満たすことが先決だ。

店主はある給仕に趙天明を案内させ、部屋を教えて扉を開けてやった。趙天明は中に入った。

部屋に足を踏み入れた瞬間、趙天明の目が輝いた!

この部屋の給仕はなんと美しいのだろう。優美な卵形の顔に輝く大きな瞬き、白く清らかな肌。彼女の笑顔は甘美だが、どこか初々しさと恥じらいを感じさせる。

「いらっしゃいませ!」

「ご注文は何になさいますか...

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