章 179

趙天明は心に火が点き、すぐに前に進み出てその膨らんだ胸をつかみ、強く揉みしだいた。

田芳芳は唇を尖らせ、嗔んだ声で言った。「もう、嫌だ。あなたまだ怪我してるのに、傷口が開いたらどうするの?」

「大丈夫だよ、ちょっと触るだけだから」

趙天明はにやりと笑い、彼女を引っ張って寝室へと入っていった。

部屋に入るなり、趙天明は田芳芳の可愛らしい顔に恥じらいの赤みが広がっているのに気づいた。耳まで真っ赤に染まり、大きな瞳は潤んで、その表情には期待が満ちていた。

この二十歳そこそこの美女は、一度欲望の扉を開けると、もはや矜持などなくなってしまう。そうでなければ、自分から訪ねてくることもなかっただろう。

まさ...

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