章 185

趙天明は彼らの邪魔をしないよう、いつも静かに部屋に戻っていた。しかし、二人の部屋の前まで来ると、ドア一枚隔てていても、二人のキスの音が聞こえてきた。しばらくすると李菲菲の「んっ、あぁ」という甘い吐息や、男女の絡み合う摩擦音、そしてパンパンと絶え間なく響く音が聞こえてきた。

趙天明はそれを聞いているうちに呼吸が荒くなってきた。もし剛子が今夜帰ってこなかったら、今李菲菲の上で耕していたのは自分だったはずだ。

午前中に骨の髄まで気持ちよくなるような一戦を経験したばかりだというのに、今も彼らに刺激されて口の中がカラカラに乾いてきた。

しばらくして、剛子が荒い息遣いで言う声が聞こえた。「たまらない...

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