章 460

「んっ……んんっ!」

姜暖の艶やかな吐息がより急促になり、彼女の両手は趙天明の背中をしっかりと抱きしめ、その柔らかな身体が趙の腕の中でもぞもぞと動いていた。

「暖暖、俺、んっ——」

趙天明が何か言おうとした瞬間、姜暖の赤く膨らんだ唇が彼の口元に重なってきた。唇と唇が触れ合った刹那、趙天明の頭の中で「ぶわっ」と音が鳴り、最後の一筋の理性も際限のない欲望の炎に飲み込まれていった。すべては運命のように感じられ、趙天明は完全にその甘美な感覚に溺れていった。

「はぁはぁ!」

二人の呼吸は非常に荒く、唇は激しく絡み合っていた。

お互いをきつく抱きしめ、まるで相手の体と自分を一体化させようとするかのようだっ...

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