章 692

「くすぐったくて我慢できない」花媚娘は思わず小さく腰を動かした。すると敏感に察知した。その動きに合わせて、趙天明が彼女の体の奥深くに挿し込んでいるものが小さく動いたのだ。しかしそれは先ほどのような痛みを与えるどころか、むしろ内側をさらに疼かせた。

疼けば疼くほど動きたくなり、動けば動くほど疼く。この感覚は花媚娘にとって非常に心地よいものだったが、もっと大きく動けたらさらに気持ちよくなれるはずだと感じていた。ただ、彼女は完全に趙天明に押さえつけられているため、どれだけ努力しても極めて小さな動きしかできなかった。

「お兄さんも、下で動いてくれない?妹の中が、かゆくて——」

我慢できなくなった...

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