章 786

そして、その扉からさらに三つの人影が現れた。それぞれが七級を超える気配を放っている。それは別世界の力だった。まさかこの世界にそんな力が現れるとは!

唐龍は内心で驚愕した。やはり相手の実力を過小評価していたようだ。一気に勝利するのは到底容易なことではないだろう。

ところが、そのとき計老も切り札を繰り出した。彼が両手を胸の前で合わせると、一筋の清らかな光が放たれた。それはそれほど明るくはなかったが、瞬時に無限の蒼穹を貫き、果てしない宇宙へと届いた。

「これは何だ?」唐龍は呆然とした。

なぜなら、その清らかな光の先に、外見が猥褻な小柄な老人が現れたからだ。手に払子を持ち、もったいぶった様子だ...

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