章 775

彼は何の動きもしなかった。制止することも抱きしめることもなく、ただ静かに仰向けに横たわり、天井を見つめながらゆっくりと言った。「君には健全で普通の人生を送ってほしい。叔父さんは君に家庭を与えられない。あるのは肉体関係だけだ。君は本来得られるはずの多くの幸せを失うことになる。例えば三人家族で遊園地に行って誕生日を祝うこととか、保護者会で誇らしげに君の自慢をすることとか、他にもたくさんある。僕たちが一緒にいても権利はない。盗みを働くような後ろめたさと怯えがあり、道徳を無視した禁忌の関係だ」

「でも言ったでしょ、私は受け入れるって。わかる?叔父さん、私は会社で過去最高の業績を叩き出したの。自信があ...

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