章 318

「ほら、今度はもう言い訳できないだろう?」趙鉄柱たちは胡大師の部屋を隅々まで探したが、どこにも太歳の痕跡は見つからなかった。「どうも太歳らしきものは見当たらないな。小趙、お前、間違えたんじゃないか?」李志は少し気まずそうに趙鉄柱を見た。「そんなはずはない。絶対にありえないことだ。ちょっと考えさせてくれ」

「若造、今度はどう言い逃れるつもりだ?人を治せるのはお前の腕だろうが、こんな風に人を血も涙もなく非難するのはお前の間違いだ。今度はどう言い訳する?」趙鉄柱が窮地に立たされているのを見て、胡大師は容赦なく嘲笑った。「だめだ、これじゃあ他に物を隠せる場所はないようだな」

趙鉄柱は少し落胆して考...

ログインして続きを読む