章 328

「よし、小趙、この件は一旦君が心配することはない。安心して私に任せてくれ。必ずうまく事を運ぶから。それにこれはもう君一人の問題ではなくなっている。国が知れば、きっと介入してくるだろう」李志がそう言うと、趙鉄柱も頷いた。

「確かにそうですね。ただ何か起こるんじゃないかと心配で…」趙鉄柱が不安げに言った。「安心しろ、我々は必ず全力でその女忍者を捕まえる。だが、あの忍者が言っていた毒のことだが、大丈夫なのか?」趙鉄柱は首を振った。この程度の薬効など彼の目には何とも映っていなかった。

実際、薬を飲んだ時点で趙鉄柱は体内の泌陽の術が反応し始めるのを感じていた。解毒薬を飲んだ後は、もはや自分の体を全く...

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