章 85

「彼が村長になんかなれるわけないだろう。年齢だけ見ても、この職務には適任じゃない。小僧っ子に何ができるんだ?」やはり趙鉄柱が見た反対者たちは楊三叔の支持者ばかりだった。確かにこの村長職は自分も望んでいなかったものの、こんな事態になってしまい、趙鉄柱の表情も険しくなった。

「そうだそうだ。代理村長の時も何もしなかっただろう。結局は楊三叔が東奔西走してたじゃないか。なのになぜこんな青二才を村の長にするんだ」議論する人が増えるにつれ、趙鉄柱は自分に向けられる非難が増え、その言葉もどんどん酷くなっていくのを感じた。

「まず皆さんのご意見には感謝します。ですが私も本当に村長を務めたくはないんです。で...

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