章 356

「おじさん、どこに行ってたの?私たち……じゃなくて、私、ずっと探してたんだよ」

小静は私が戻ってきたのを見て、嬉しそうな顔で言った。

「君へのプレゼントを買いに行ってたんだ。気に入るかな」

私は微笑んで、ネックレスの入った箱を小静に渡した。

小静は驚いて「あっ」と声を上げ、箱を開けると目を輝かせた。「すごく綺麗!ありがとう、おじさん!」そう言うと嬉しそうに自分で身につけた。

「今は条件が限られてるけど、いつか君にダイヤのネックレスを買ってあげるよ」

私は笑いながら言った。

小静は嬉しそうに頷いた。

洛菁晨は私をちらりと見て言った。「大きなこと言うなら、せめて下準備くらいしなよ」

私は彼女を無視...

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