章 174

十秒も経たないうちに、周小強の身体が急に野性的になった。乱暴に王心妍の下腹部を押し当て、呼吸に合わせて震えながら、何度も何度も腹部に擦り付けていた。

王心妍は息が乱れ、体が柔らかくなり、慌てて彼の首に腕を回した。キスをしながら、丸みを帯びたお尻を揺らし、ぎこちなく応えようとした。

周小強!何をしているの?

酔わせるようなバラの香りを嗅ぎながら、周小強は本当に酔いしれていた。まさに手を伸ばし、王心妍の柔らかさを感じようとしたその時、目の端に王守城が苦しんでいる姿が映った。

その恐ろしい顔つきが、一瞬で彼を我に返らせた。

「妍、ごめん!僕にはできない」周小強は唇を離し、彼女の肩をつかんで...

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