章 212

「谷さん、それはちょっと…!この原石は僕が先に見つけたんですよ」周小強は譲るどころか、まるで谷智賢に奪われるのを本気で恐れるかのように、原石をしっかりと抱きしめた。

「周先生、何と言っても私たちは友人です。あなたが見つけたものなら、決して横取りするようなことはしません。ただ…手伝って見てあげたいだけです。この石に玉があるかどうか確認するだけですから」谷智賢は微笑みながら、皆の前で約束した。

「それなら…みなさん、聞いてくださいね!この原石がどれほど良質なものでも、谷さんは僕と争わないと。これは僕が目をつけた品で、他の人は値段を競ってもいいけど、谷さんだけはダメですからね」周小強は石を抱えた...

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