章 308

周小強は心の高ぶりを抑えながら、「章総!」と声をかけた。

「どうした、周君?」章樹仁も少し興奮した様子だった。

「この石、重宝が出ると感じるんだ。割ってみないか?」周小強は言った。

「確かなのか?」章樹仁は完全に興奮していた。

「この世に絶対の確実なんてあるもんか。こんな小さな石だ、たとえ何も出なくても、損するものなんてないだろう、章総!人生も商売も、十分の把握なんて決してないものさ!」周小強は意味深く言った。

「周君の言う通りだ、じゃあ石を割ろう!」章樹仁は側にいた若い男に何か指示を出すと、その若い男はすぐに別のプレハブ小屋から、だらしない身なりの痩せた老人を連れてきた。

「霍師...

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