章 390

張雨琪が真っ先に駆け込んできた。「強子兄さん、大丈夫?」

周小強は完全武装した張雨琪を見て思わず笑みを浮かべた。「俺が何かあるわけないだろ?でも来るの早かったな」

「大牛からの情報で、薬王山から二手に分かれたの。私がこっちのチームを率いて、あの十人の太保はもう警察署に送られたわ」張雨琪は手短に説明した。

「兄貴、どうする?」かれた鑼のような声が初めて緊張を滲ませた。

「終わりだ、どうもこうもないだろ」黒風は少し絶望的に言った。

「俺が一か八か勝負に出て、その隙に兄貴が逃げるってのはどうだ?」かれた声の男が提案した。

「俺が人質にされてるのに、お前バカか?どうやって逃げるんだ?」黒風...

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