章 480

周小強の透視能力の下、麻虎の体内はほぼ一目瞭然だった。彼を驚かせたのは、麻虎の体内に微かな死気が漂っていることだった。

本来なら、麻虎と大黒は同じ母親から生まれた兄弟で、まだ三、四歳の盛りの年齢なのに、十二、三歳の老犬のような状態になっているのはおかしいはずだ。

周小強は疑問に思いながら、麻虎の隣にいるもう一匹の犬、つまり伯母が言っていた野良犬の方に目を向けると、はっとした。この野良犬はジャーマン・シェパードに少し似ているが、骨と皮だけになったシェパードだった。

体つきは非常に痩せこけ、厚い毛は乱れ、所々では毛が数本固まってくっついていた。立ち耳に大きなアーモンド型の目、骨と皮だけになった体。...

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