章 145

傅白は動きを止め、深く息を吸い込んで、腕の中のオメガを抱きしめた。

彼の自制心が効かなくなるのは無理もない。賀宜年はあまりにも素直で、底なしに彼を甘やかしてくれる。そんな相手を前にして、どうして自分を抑えられるだろうか。

「じゃあ、優しくするから、もう一度いいかな?」傅白は彼の額にキスをした。「今度は年年が上になって、好きなようにしていいよ。どう?」

聞こえは悪くないが、賀宜年にはもう力が残っていなかった。

そこで傅白はコンドームを新しいものに替え、賀宜年を自分の上に抱き上げ、新たな攻めを始めた。

易感期が本当に終わったのは、それから三日後の朝のことだった。任遠が傅白と賀宜年の健康状態を確認し...

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