章 25

「お誕生日おめでとう、賀宜年」

8歳の君に、いつも笑顔がありますように。

夜のお祝いはいつも通りカラオケで行われ、午後から参加していた学生会の友人たちのほか、普段から親しくしている後輩たち、そして傅白、薛定山、曾春、鄧卓も約束通り姿を見せた。

贈り物をたくさん受け取った賀宜年は、グラスを手に姜倫の隣に座り、彼の歌を聴いていた。

お酒にはあまり馴染みがなく、自分の酒量がどれほどか分からなかったが、幸い姜倫が見守ってくれていた。

傅白が到着した時、鄧卓はちょうど賀宜年にプレゼントを渡しているところだった。

「開けてみてください、先輩」鄧卓は小さな包装箱を差し出した。「気に入るかどうか」

賀宜年は笑...

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