章 85

「これは誰が正しくて誰が間違っているのか、そんなはっきりした話じゃない」賀宜年は姜倫の謝罪を聞きたくもなかった。ただ尋ねた。「僕たち、まだ友達でいられる?」

「君はまだ僕と友達でいたいの?」姜倫は質問を投げ返してきた。

賀宜年は自分が情けないと感じながらも、頷いた。「うん」

「もういいんだ、賀宜年」姜倫は少し笑った。「実はこの何年も、僕も疲れてたんだ。君の周りの人間は誰も僕のことを好きじゃない。僕が君を利用していると思ってる。これでいい、彼らの思い通りにしよう」

普段なら、賀宜年は必ず彼を慰め、そんなことないと言っただろう。だが今は、賀宜年も確かに、もう必要ないと感じていた。

「傅白...

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