章 103

二人は抱き合いながらとあるホテルにやってきた。李おじさんがチェックインしている間、フロントの女性スタッフが意味ありげな笑みを浮かべた。こういった年配の男性が若い女の子を連れてくる光景は、彼らにとっては見慣れたものだった。

「どうです?この娘を口説くのに随分と時間がかかったんじゃないですか?あなたたちおじさんたちは、ちょっとお金があるだけで若い子の心を掴めると思わないでくださいよ」身分証を李おじさんに返しながら、カウンターの女性スタッフは意味深な口調で言った。

「ふざけるな!何を言ってやがる?これは俺の娘だ。お前みたいに皆が下劣な考えを持ってると思うなよ!」

もともと今日は月月のことで気分...

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