章 23

高揚した気持ちと妄想を胸に、老李はベッドに横たわったが、頭の中では先ほどの光景が何度も繰り返されていた。彼は梁芳の体を一度ならず想像したことがあったが、まさか自分がこの目で、夢の中でしか見られないようなものを実際に目にする日が来るとは、思ってもみなかった。

梁芳は本当に美しかった。すでに四十代とはいえ、まだ「徐娘半老」と言われるほどの色気を漂わせ、特にあの成熟した雰囲気は、たまらなく魅惑的だった。

老李がそんなことを考えているうちに、いつの間にか微睡んでしまった。

どれくらい経ったのだろうか、耳障りな着信音で、老李はようやく眠たげに起き上がった。

「寝てしまったのか?」老李は心の中でつ...

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