章 549

「おばあさんに聞かれたら、ジョギングに出かけてたって言うだけでしょう。この女が今しがた義父と最も罪深いことをした後、さらに物置で義父の同僚とも身を任せたなんて、誰も想像できないでしょうね」

清純な若妻も、一度考え方が変わり、心の欲望を満たす選択をしてしまうと、長い間抑え込んできた欲望と空虚感が爆発し、自分でも想像できなかったことをしてしまうものだ。

二人はそうして前後に団地に入っていった。李さんは数メートル先を行く麗しい姿を追いかけるように歩いていく。

しばらく歩くと、前を行く孫さんの嫁は玄関ドアを開けたまま完全には閉めず、李さんはすぐ後に続いて中に入った。

続いて李さんは笑みを浮かべ...

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