章 632

老李が後ろから何かを貫いている姿勢を保っていた時、数メートル離れた暗がりで、あの成熟した色気漂う林マネージャーが、目の前の光景をじっと見つめていたことなど、老李は知る由もなかった。

老李は深く挿入した姿勢をかなりの間保っていた。下にいる艶やかな若妻が息を荒げ、時折漏れる嬌声を上げている時、老李は傍らの携帯電話から異様な叫び声を聞いた。

何かを察した老李が少し上体を起こして前を見やった。その微かな動きによって、ちょうど敏感になり二度目の絶頂の味わいを楽しんでいた潘文清は、思わず悦びの声を二、三度漏らした。老李の動きで、彼女の奥深くに押し当てられていた大きなものがわずかに動いたため、全身が緊張...

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