章 87

王勝の説明を聞いて、艶芬おばさんは胸が甘く温かくなり、彼に頷きかけると、王勝は彼女をすっと抱き寄せた。彼女も抵抗することなく身を任せた。

しばらくして、主任が確認作業を終え、ようやく王勝の前にやってきた。

「なかなかいいね。今回の薬草は前回より品質が格段に上がっている。価格は前回と同じだ。王工場長、代金は既にあなたの口座に振り込んでおいたから、確認してくれ」

「ああ、主任の仕事は信頼できるよ」

王勝は微笑みながら、主任と簡潔に言葉を交わして、それから艶芬おばさんを連れて春輝薬業を後にした。

ちょうど正午で、江海市の空は清々しく、街には至る所で短いスカートやキャミソールを着た女性たちが...

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