章 1012

「話したくないわけじゃない。痛みで言葉も出ないんだ。前回、王麗が電気棒で俺を攻撃した時より何倍も強烈だ。電気棒はせいぜい魔法ダメージで、痺れた後はすぐに何も感じなくなる。でも、張笑笑が今蹴ったのは、まさに物理ダメージそのもの。これが金玉が砕ける感覚ってやつか」

「小剛、冗談言わないでよ!」張笑笑の声は慌てていた。「早く起きて。そんなことするとマジで怒るからね」

俺は口を大きく開け、荒い息を何度も繰り返した。下半身は灼熱のように痛んでいた。何分経っても痛みは和らぐどころか、どんどん激しくなっていく。心の中で恐怖が広がる。まさか何か問題が起きたんじゃないか?

前回、王麗に電気を食らって反応で...

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