章 1046

「時間を確認してみると、ちょうど夜中の十二時だった。俺は旭兄に向かって言った。『今のうち、暗いうちに小庄村に行ってくれないか。安全に気をつけてくれよ。前回みたいに村人に見つかって囲まれるようなことがないように』」

旭兄は俺が何をしたいのか理解していた。彼は頷いて「わかった、俺と黙しか行かなくても大丈夫だ」と答えた。

「白楽が立ち上がって『浩子は刚兄と一緒に、俺は旭兄たちについていくよ。人数が多い方が仕事はしやすい。小庄村なら、俺たちもある程度経験があるしな。二手に分かれようぜ。このままずっとあの二人を閉じ込めておくわけにもいかないだろう』」

「俺は手に持っていたタバコの吸い殻を灰皿に捨て...

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