章 1083

「旭兄貴、阿強、張揚、天天、お前ら異族、目標は劉宇だ」

「草龍……」

彼は整然と皆の役割を割り振り始めた。

十数分かけて全員が自分の目標を把握したところで、旭兄貴が顔を上げてウズラを見た。「俺たちの主な目的は、何だ?」

ウズラは異常なほど厳しい表情で言った。「中に入ったら、直接ぶち壊せ。好きなようにやれ。成功した班には、一人一万の現金だ。必要なら、奴らを廃人にしても構わない!」

ウズラは脇に置いてあった黒い小さな袋を持ち上げた。いつの間に持ち込んだのか俺には分からなかった。この袋を見た途端、俺たちは皆黙って、じっと見つめた。

彼がジッパーを開け、中から新聞紙で何重にも包まれた拳銃を...

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