章 11

見るからに美味しそうだった。

しかし、母の目尻に光る涙を見ると、胸が締め付けられる思いだった。

まさか、母は本当にこれほどまで我慢していたのか?

どうしてこんなにも辛そうなのだろう?

彼女の望みを叶えてあげないのは、本当に間違っているのだろうか?

私はイライラしながら、母が自分の指で絶頂に達し、そのあと全身を痙攣させながらベッドで震え、荒い息をつきながら下半身から指を抜くのを見ていた。

彼女の顔には満足感が浮かんでいたが、その目には明らかに渇望の色が強く残っていた。

おそらく以前に周通が与えてくれた感覚を懐かしんでいるのだろう。

母はティッシュを何枚か取り出し、自分の下半身を拭き始めた。

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