章 1237

「俺の銃口は鶉の額に向けられていた。奴は顔を背け、唾を吐き捨てると、怒りに満ちた目で俺を睨みつけた。

「くそっ、てめぇ、俺に銃を向けやがったな?」

奴は一気に俺の銃口を掴み、力任せに自分の額に押し当てた。

「小剛、お前は頭がおかしくなったんじゃないのか?ほら、撃ってみろよ。俺を撃ってみろって言ってんだ!」

俺は歯を食いしばった。

「もう一度言う。どけ」

鶉は黙ったまま、俺を睨みつけている。

旭兄が動いた。立ち上がると、後ろから鶉を拘束した。二人はほぼ同じ体格で、一気に引っ張ると、鶉を引き離すことができた。俺はその時銃を構えていたから、鶉が引き離されると同時に、銃口を四人目に向けた。

...

ログインして続きを読む