章 1316

「どう言えばいいのかわからなくなっちゃった」

「兄貴は俺を一瞥して、笑いながら言った。「お前、また何か企んでるな。言いたいことがあるなら吐き出せよ」」

「俺は両手を広げた。「兄貴の自信満々な顔を見てたら、万全の準備ができてるのかと思ったよ。まるで大富豪(ダウズー)で、みんなの手札がほとんどなくなった時に、兄貴だけが最強のカードと三枚のペアとエースをいくつか持ってるような感じがしたんだ。なのに、そんなカードは持ってないって言うの?」」

その言葉を聞いて、蛟龍の口元にも微かな笑みが浮かんだ。

兄貴は笑いながら俺の方を向いた。「じゃあ、お前なら俺はどうすべきだと思う?」

「俺は真剣に考えて...

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