章 1325

「銃を向けられていても、兄は相変わらず笑みを浮かべながら言った。「柳さん、考えてみてください。承諾してくれれば、何でも話し合えます。拒むなら、この銃を使う。どんな代償を払っても構わない。この俺の命なんて安いもんだ。今日までこれたことが儲けもんだ。命と命の取引、俺はやる覚悟がある。あんたはどうだ?」」

「柳さんは荒い息を吐きながら、一言も発しない。兄を見る視線には憎しみが満ちていた。俺はむかついて罵った。「そんな目で睨むなよ。視線で俺たちを殺せるとでも思ってんのか?てめぇの考え通りにしか物事を進めないなら、いっそここで自分の頭を撃ち抜いた方がマシだぜ。何様のつもりだ?」」

「もう取り繕う必要...

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