章 1350

「とりあえず、一歩ずつ進んでいくしかないな。小剛が落ち着いたら、俺は身を引くよ」

私は頷いた。「楊莉は死に、黎韵は顔を潰され、笑笑はまだ病院で意識不明だ。それに鵪鶉も…鵪鶉兄貴も、元気だった人が、あっという間にいなくなった。これらの出来事は、俺に警鐘を鳴らしている。引けるなら引くべきだ。きれい事は言わないが、俺の感覚では、俺たちがこれだけのことをやってきて、警察が何も掴んでいないとは思えないんだが?」

「ふふ、他の奴らがどう思ってるかは知らないが、俺個人としては、今頃警察は俺たちを監視してると思うぜ。なぜ何もないのか?それは俺たちに後ろ盾があるからだ。兄貴という大きな盾がな。俺の考えでは、保...

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