章 1357

「蛟龙も墓石の前に跪いていた。普段は口喧嘩ばかりで、仲が悪いように見えても、実は蛟龙と鶉の二人の間には、とても深い絆があったのだ」

「鶉に焼く紙幣は本物のお金で、銀色の金庫から持ってきたものだった。二つの箱、二百万以上が地面に全部ぶちまけられ、そのまま束ごと火の中に投げ込まれていく。その光景は、テレビドラマで見るよりも誇張され、目を見張るものだった。わずか一時間ほどで、二百万以上の現金が、すべて燃え尽きた」

「蛟龙も涙を流していた。血のように赤い大きな目で、じっと鶉の墓石を見つめていた」

「気づいたのだが、鶉の墓石の隣にもう二つあって、一つは『金剛之墓』、もう一つは『爆猿之墓』と刻まれて...

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