章 167

「ベッドに横たわる彼女の姿を見て、あいつがまた眠りの中から目覚めそうだ。今ここで彼女を抱いても、きっと気づかないだろう」

心の中で邪な考えが浮かんだ。今日は私にとってチャンスの日かもしれない。

「小麗姉さんの襟元から、真っ白な双丘がまさに溢れ出そうとしている。たまらない。さらに下を見れば、ボディラインを美しく強調したワンピースの下には、すらりとした白い美脚。足元の黒いハイヒールとの組み合わせが、成熟した豊満な人妻のような色気を醸し出している。こんな光景を前に、抗えない男などいるはずがない」

「小麗姉さん?」

試しに二度ほど呼びかけてみた。

何の反応もない。彼女は深く眠り込んでいて、呼吸はと...

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