章 168

「阿峰、私を抱いて寝て」

彼女は終始目を開けず、うつらうつらとした様子で僕のTシャツを脱がし、僕を抱きしめたままベッドに倒れ込んだ。

「このキングサイズのベッドに横たわると、江峰が小麗姉さんをこの上で愛している光景が否応なく思い浮かぶ。あの魅惑的な喘ぎ声、艶やかな場面が、頭の中で際限なく拡大していく。ふわりと漂う香りが鼻孔をくすぐる。僕の体は極度に硬直している。本来ならこの場所に横たわるべきは江峰のはずなのに」

初めて小麗姉さんと江峰のベッドで寝る。精神的な刺激が、僕を爆発寸前まで追い詰めていた。

背中には、二つの弾力のある胸がぴったりと押し当てられ、服を脱いだ後はその感触がより鮮明にな...

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