章 173

小丽姐の声が玄関から聞こえてきた。

「彼女は裸のまま扉に寄りかかっていた。暗闇の中でも、二つの山の輪郭がはっきりと見えた」

唐菲菲は振り返って小丽姐を一瞥すると、何も言わずに歯を食いしばったまま座ろうとした。

「千钧一发のその瞬間、まさに挿入しようとした時、小丽姐が歩み寄って俺の物を奪い取り、どうしても唐菲菲にやらせようとしなかった。彼女はくすくす笑いながら口を開いた。『あなたこそ淫らな女じゃない。真夜中に私が気を抜いたすきに人を誘惑しに来たの?』」

「唐菲菲は荒い息を繰り返しながら、小丽姐を見つめた。『何するのよ、こんな素敵なモノを自分は使わないくせに、他人にも使わせないつもり?どう...

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