章 313

「俺はアイデアを出すだけだ。お前のためにこんな小さな品物を用意するのも、何かあれば共犯になるんだぞ。すでにかなりのリスクを背負ってるんだ」

李海は頷き、合意した。

さすがはお金持ちの坊ちゃんだ。金に困ってない。

数万元ほどの金額でも、彼は目を瞬きもせずに出してくる。

「俺はこういう友達は初めてだから、他の金持ちも出費にこんなに気前がいいのかどうか分からないな」

「ただ知ってるのは、金持ちであればあるほど、ケチになるってことだけだ」

「よし、こうしよう。まず張笑笑に電話して、彼女の家に他に誰かいるかどうか確認しろ」

俺は李海を見つめた。薬を盛るなら、安全な環境を作り出す必要がある。

李海は携帯を...

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