章 36

「蕊辦が離れる時、『ぷちゅっ』という音と共に、たくさんの愛液が滴り落ちた。

二人で片付けを済ませ、窓を開けて少し匂いを換気した。間もなく、趙龍も部屋に入ってきた。

「あなた、もう戻ってきたの?」周淑琴は気まずそうに笑った。

「ねぇ、この部屋、何か匂わない?」趙龍は少し怪訝そうに鼻を鳴らした。

二人とも心臓が喉元まで飛び上がった。さっき周淑琴はかなりの愛液を床に垂らしていたのだ。

ティッシュで拭き取り、換気もしたけれど、もし少しでも匂いが残っていて疑われたら、大変なことになる。

「趙社長、さっき僕、おならしちゃったんです!」僕は慌てて取り繕い、気まずそうに言った。

「それで変な匂いがすると思った...

ログインして続きを読む